
現在、育休中で仕事に復帰後、おっぱいを続けるかどうしようか悩んでいる人もいらっしゃるかと思います。
私も母乳育児が軌道に乗ったら、いつまでおっぱいを続けるかで悩みました。育休中はずっと一緒にいられるけど、復職したらどうしよう…。
私は娘が2歳4か月まで授乳していたので、1年はフルタイムで働きながら、おっぱいを飲ませていました。出勤前と帰宅してからは飲ませていました。
育休中で、育休が終わったらおっぱいどうしよう、と悩んでいる人の参考になればと思い、私のやり方をご紹介します。
目次
卒乳?それとも続ける?
私は娘を母乳とミルクの混合で育てましたが、ほぼ、母乳でした。おっぱいが出るようになった3、4か月からはお風呂上がりの水分補給に1日に1回ミルクをあげるくらい。娘はおっぱい大好きな「おっぱい星人」でした。
復職までに卒乳させるつもりでしたが、娘はおっぱい大好き。離乳食もまだまだ進んでいない状況でした。夜中も授乳していたので、復職後、授乳し続けて私の体力は持つのか、授乳の間隔が空くことで、乳腺炎にはならないか…。悩みました。
娘が1歳になったら復職する予定でしたが、保育園に入れなかったため、1歳4か月で私は復職しました。
悩みつつ、ダメだったらその時に考えよう、と朝晩の授乳は続けることにしました。
仕事しながら授乳を続けよう、そう思ったわけ
娘がおっぱい大好きだったから、が一番の理由でした。保育園という新しい環境になじむのも大変だろうし、一緒にいられる時間も短くなる。ストレスを少しでも小さくしてやれればと思いました。
あと大きかったのは、お世話になっていた助産師さんのアドバイスでした。おっぱいをちょこちょこ詰まらせていたので、地域で開業している助産師さんにお世話になっていたんです。
復職したらどうしようと悩んでいることを話すと「私から見ても、おっぱいはまだ必要だと思うよ」と。卒乳は一人で歩けるようになるのが、一つの目安になると教えてもらいました。
1歳になっても、娘はまだ歩いていませんでした。これは個人差があること、と気にしてはいなかったんですが、確かになあ、と。娘の成長を見ていてくれる専門家の意見はありがたかったです。
あとは会社の先輩の体験を聞いたことも大きかったです。「夜泣きしても、おっぱいあれば寝てくれる。それに保育園に行けば絶対、病気もらってくるから、食べられなかったりしても、おっぱいがあれば大丈夫だよ」。
おっぱいを続けていると楽できる、安心できる部分もある、これは目からウロコでした。
二人とも「やってみて、無理そうなら、その時に考えればいいよ」。
その通り。楽に考えてみよう、そう思えました。
助産師さんのアドバイスと仕事しながら授乳を続ける方法
離乳食が進んでいないとはいえ、3回食になっていたし、コップで水分も取れるようになってました。なので、朝晩のみの授乳でも大丈夫でした。
問題はおっぱいが出なくなったり、乳腺炎になったりしないか、という点です。
助産師さんのアドバイスで、これは、会社で1、2回しぼることでクリアできました。
具体的には、お昼休みと午後3時ごろの2回、トイレでしぼりました。
しぼる、といってもハンドタオルに軽く出す位でかかる時間も5分ほど。1ヶ月ほどすると、昼休みの1回ですむようになりました。
しぼり過ぎると、しぼった分作られてしまい、張ってきつくなるので、軽めに、あとは詰まらないように、上下、左右とおっぱいが出る穴?から偏らずにまんべんなく出すようにしました。
トラブルが起こった時も、相談できるので、働きながら授乳を続けたい場合は、助産師さん、母乳外来に相談してみるといいと思います。
ちなみに母乳は洗濯してもなかなか落ちず、ハンドタオルには黒っぽいシミができたので、専用のタオルにするか、いらない物にした方がいいです。
フルタイムで働きながらの授乳、辛かった点、良かった点
夜中も2回は授乳していたので、体力的にはきつかったです。昼休みは10分でも横になって休むようにしていました。まあ、少し寝ておけば午後の仕事の効率も良くなります。
保育園に行き初めてからは、病気のオンパレードだったので、おっぱいがあって良かった、とも思えましたが、授乳する私の体力は削られる感じでした。あと、大変だったのが、娘から病気をもらっても、授乳中は薬が呑めなかったことです。これは、きつかった…。
帰宅してからは、すぐ授乳。もしくは帰る途中の授乳室があるスーパーで授乳したりもしました。私の顔を見るなり、おっぱい、という感じだったので。
授乳後は満足して少しは一人遊びしたりも。そのまま寝てしまうことも多かったですが…。
体力はしんどいけど、母、子両方の精神安定には役立った感じです。
私は復職後1年でうつを再燃させてしまいました。仕事のストレスが引き金になっていましたが、授乳を続けて慢性的に睡眠不足だったのも原因の一つではあると思います。
後悔はしていませんが、子どもの様子、自分の体力、気持ちとも相談して決めるのがいいと思います。