
娘は2歳4か月までおっぱいを飲む「おっぱい星人」でした。私もおっぱいを娘に飲ませるのが、楽しくもあり、大変でもありましたが、私、娘の両方にとっていい経験だったと思います。
でも、「母乳」って生まれたからすぐに出る、というものでもなく軌道に乗るまで本当に大変でしたし、トラブルも、我慢したこともあります。
そんな中で、私を助けてくれた人や物をご紹介します。
目次
産んで激痛、吸わせて激痛
私が出産した病院は、母乳育児を応援します、という病院でおっぱいのケアもしっかりしてくれる病院でした。出産後はカンガルーケアといってすぐに娘を抱っこさせてくれましたし、おっぱいを吸わせてくれました。もちろん、母子同室です。
でも、母乳って子どもが生まれたからすぐに出る、というものでもないんです。赤ちゃんが乳首を吸うことで、母乳が出るようになるんだとか。というわけで、とにかく吸わせろ!といった感じで娘が欲しがるだけ、授乳していました。入院中は1日に15回以上は飲ませていました。
出産で体はボロボロ。しかも授乳で寝られない。そのうえ、度重なる授乳で乳首が切れて本当に痛かったです。本当、産むのも激痛、おっぱいを吸わせるのも激痛。。
そんな中で必需品だったのが、授乳クッションと切れた乳首をガードしてくれる軟膏でした。これから出産の方には入院前に用意しておくことをおすすめしたいです。
特に授乳クッションは退院後も長く使えるので、入院前の購入がいいかと思います。
何が大事?自分も大切に
体はボロボロ、寝られず、お股も、おっぱいも激痛。。そんな中で、「やっぱり、母乳はきついかも。どうしよう」と不安になりました。なぜか、「母乳で」って気持ちになってました。
産後ブルーだったのだろうと今では思えるんです。「母乳が赤ちゃんにはいいっていうし、できれば母乳で」くらいの軽い気持ちでしたし、病院の助産師さんの「ミルクも悪いものではないんですよ」という言葉に「まあ、そうだよね」と思っていたんですが。
助産師さんに「無理かも…。どうしよう」って話すと、こう言われました。
「今、どうしたい? 今の気持ちが大事。それでいいんですよ」
この言葉で気持ちが楽になりました。その後は糖水やミルクを足しました。結局は、退院前のチェックで娘の体重があまり増えてない、ということで一日に3回、少しミルクも飲ませることに。
「母乳で」というこだわりもいいけど、それはひとまず置いといて、赤ちゃんが元気で、自分も笑顔でいられること。それが大事、と思いました。
母乳育児は3か月位で楽になった
その後、1か月検診で体重が順調に増えた娘。授乳の間隔も1、2か月ほどで3時間ほどになりました。3か月くらいになると、母乳も順調に出るようになり、ミルクを飲むのも、お風呂上がりの1回になりました。
母乳は初めは出なくても、だんだんと出るようになるらしいので、気長にのんびりとした気持ちでいるのも大切かもしれません。
おっぱいが詰まった! 助産師さんに助けてもらいました
何を食べても、平気なひともいれば、詰まりやすい人もいるようで…。
私は詰まりやすい方で、乳腺炎にはならずに済みましたが、ちょこちょこ詰まらせてました。油っこいものや、クリームなどは避けるようにしていましたが…。
あと、疲れた時や長時間の外出などで授乳のパターンが崩れたときなども要注意でした。
詰まった時に助けてくれたのが、助産師さんです。
私は出産前に、「おっぱいが順調だと、助かるから」と会社の先輩から助産師さんを紹介してもらっていました。桶谷式のマッサージをしてくれる助産師さんで、人柄もよく、何より赤ちゃんが大好き、といった感じの人でした。
おっぱいの飲ませ方やおっぱいがよく出る食事、赤ちゃんの発育、自分の体調など気軽に相談できました。この助産師さんには卒乳までお世話になりました。
産婦人科の母乳外来でもいいと思います。地域で開業している助産師さんもいるので、長くおつきあいができそうな人を見つけておくと、母乳で育てるのが楽になります。
肩の力を抜いて。母乳でもミルクでも、大丈夫!
おっぱいを飲ませている間は、いろんな我慢をしました。コーヒーが好きなのに我慢してタンポポコーヒーにしたり、ルイボスティーにしたり、ケーキが食べられなかったり…。
でも、おっぱいを飲んでいる娘はとてもかわいかったし、素直な子に育ってくれました。
振り返ってみて、母乳でも、ミルクでもどちらでもOK、と思えます。
娘と同じころに生まれた親戚の子は、完全にミルクでしたが、健康で、とっても素直でいい子に育ってます。
今、おっぱいで悩んでいる人がいるのなら、どちらでも大丈夫!と言いたいです。